整形外科河村医院|大阪市港区弁天町・朝潮橋の整形外科・スポーツ整形外科

〒552-0016 大阪府大阪市港区三先1丁目10−30

CONTACT

お問い合わせ

大阪市港区の整形外科・スポーツ
整形外科の”河村医院”では、
小児から高齢者のまで整形外科の相談に広く対応しています。
一般整形外科をはじめ、スポーツ整形外科、手術、リハビリテーション、介護保険、訪問介護、デイケアサービスなど整形外科に関する幅広い領域を通して患者の皆様のお悩みにお応えいたします。
お気軽にご相談ください。

大阪市港区の整形外科|整形外科河村医院
〒552-0016 大阪府大阪市港区三先1丁目10-30
floating-tel

野球肘

HOME 野球肘
目次

野球肘とは

野球肘とは、投球動作を行うスポーツで、ボールを投げすぎることによって起こる肘の障害です。

野球肘は病名ではなく、あくまで総称で、「離断性骨軟骨炎」や「骨端軟骨損傷」「靭帯損傷」「裂離骨折(剥離骨折)」など複数の病名を含む総称になります。

 

特に、成長期の子どもの骨や軟骨はまだ未成熟なため弱くて傷つきやすく、過度に投球動作を繰り返すことで損傷しやすいため、この時期は特に注意が必要です。

野球肘の原因

野球肘は一般的に、繰り返し投球動作を行うことで、肘への負荷が過剰になることが原因となります。

しかし、フォームが悪いと同じ投球数でも肘に余計な負荷がかかるため、単に投げすぎだけが原因でないこともあります。
また、野球肘には、「外側」・「内側」・「後ろ側」とそれぞれの部位の障害で原因と症状が異なります。

外側の障害

骨と骨が衝突することで、骨や軟骨が剥がれたり痛んだりすることで発症します(離断性骨軟骨炎)。

内側の障害

肘の内側に過剰な負荷がかかることで靭帯が引っ張られ、腱や軟骨が損傷・断裂することで起こります(内側側副靱帯損傷、内側上顆裂離骨折(剥離骨折))。

後ろ側の障害

投球時のフォロースルーの際に、肘の後方で骨同士が衝突することで、発症します(肘頭疲労骨折)。

野球肘の診断・検査

投球時に肘の痛みがある場合、投球フォームのどの段階でどんな痛みが、どこにあるかを確認します。

理学所見で肘の状態を確認し、さらに詳しく診断するために、画像検査を行います。野球肘の原因によって、レントゲン検査(X線検査)・超音波検査・CT検査・MRI検査を使い分けて診断していきます。

整形外科河村医院(港区)では選手の症状に応じて検査を使い分け、野球肘の診断を行っています。

野球肘の治療

まず、野球肘の治療は投球動作を中止して、肘を安静に保つことから始まります。症状がよくなってきたら、競技への復帰と再発予防の観点からリハビリテーションを行います。

しかしながら損傷の状態がひどい場合や、症状の改善が思わしくない場合に手術が必要になることもあります。

リハビリテーション

復帰へ向けて肘関節の可動域訓練やストレッチを行い、さらに周辺の筋肉を強化します。

障害の原因が肘以外の体幹や下肢にもある場合、その部位のストレッチや筋力強化も行います。

またフォームに原因がある場合は、たとえ障害部位が治癒し、競技に復帰できたとしても、再び肘を痛めてしまう可能性があるので、障害が起こりにくいフォームになるよう修正を行います。

 

整形外科河村医院(大阪市港区)では、スポーツトレーナーが在籍しており、早期スポーツ復帰ならびに再発防止ができるよう全力でサポートして参ります。

手術治療

損傷の状態が思わしくない場合や、保存的療法で改善が見られない場合は、患者様と相談したうえで手術を行うことも検討していきます。

疾患別治療

離断性骨軟骨炎

成長期の間は基本的に安静で自然に治るのを待ちます。状態によって治癒まで1年以上かかることもあります。

成長が終わっても損傷部位が治らなかったり、治療の途中でも骨や軟骨が剥がれたりしたら手術を行います。(離断性骨軟骨炎の項参照)

内側上顆裂離骨折(剥離骨折)

骨折した骨が癒合するまで野球をお休みします。

特にギプスなどをする必要はありません。骨の癒合状況に合わせてバッティングや短い距離からの投球を許可していきます。

内側側副靱帯損傷

バックホームなど1回の投球で断裂した場合は、ギプス固定を行い靱帯が治癒するのを待ちます。

投げすぎにより損傷した場合は損傷した靱帯の縫縮や靱帯再建術を行います。

症例によってはPRP(多血小板血漿療法)によって改善するとの報告もあります。

肘頭疲労骨折

基本的に骨癒合まで安静を保ちます。特にギプス固定などは必要でない場合が多いですが、偽関節(骨が癒合しなくなってしまう)になると骨移植などの治療が必要になる場合もあります。

当院の特徴

01

スポーツ整形外科や膝、
肩を中心とした豊富な手術実績

2015~2019年で1,000件以上の手術を実施!
専門性の高い関節鏡視下手術にも対応

当院では、膝関節および肩関節の専門医が在籍し、過去5年間でスポーツ整形外科や膝、肩の手術を1,000例以上実施しています。さらに、専門性の高い鏡視下手術にも対応し、膝の鏡視下手術では、民間医療機関では数少ないJOSKAS(日本膝関節鏡)の関節鏡技術認定者が在籍しています。

02

医療×介護の連携!

当院で一貫して対応!
早期の日常生活への復帰をサポート

当院では、周辺地域にお住まいの方の心身ともに健やかで充実した生活を送っていただくべく、医療のみではなく介護によるサポートも提供しています。併設するヘルスケアブランド「すまいる」と連携することによって、医療と介護の複合的な支援の提供が可能です。

03

医療設備の充実で
高度な検査・治療・リバビリに対応

MRIや体外衝撃波治療器、パワープレート、
その他様々なリハビリ機器を導入

当院では、MRIやデジタルX線装置、超音波診断装置などの医療機器を備え、高度な検査・治療に対応可能です。さらに、体外衝撃波治療装置やその他のリハビリテーション機器、パワープレートなどのマシンを設置したトレーニング施設も充実しており、患者様一人一人に適したリハビリテーションが行える環境を整えております。

04

スポーツに精通した
医師・スタッフが在籍

競技特性に応じた
治療・手術、リハビリを実施

当院では、スポーツ医学を専門とする医師が複数名在籍し、スポーツによる障害の診断や手術、リハビリテーションまで積極的に取り組んでいます。また、理学療法士やスポーツトレーナーを含むリハビリスタッフが、競技特性に応じた治療やリハビリを行い、早期のスポーツ復帰を支援します。

05

大学病院に匹敵!
約20名の理学療法士が在籍

日常生活やスポーツへの
早期復帰を専門スタッフがサポート

理学療法士とは、ケガや病気で身体に障害のある人に対し、「立つ」「歩く」などの基本的な動作の維持・回復を目指し、「運動療法」や「物理療法」を用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門家です。当院では、約20名の理学療法士が在籍しており、高い精度の検査や治療が可能です。

CONTACT

お問い合わせ

大阪市港区の整形外科・スポーツ
整形外科の”河村医院”では、
整形外科をはじめ、
スポーツ整形外科、手術、リハビリテーション、訪問介護、デイケアサービスなど
整形外科に関する幅広い領域を通して地域の患者様の
お悩みにお応えいたします。
お気軽にご相談ください。

サイト監修者について

整形外科河村医院 院長

河村 禎人

スポーツ整形外科や膝関節の治療を専門として努め、一般整形外科以外にも関節の変形による痛みに対してのリハビリなど手術によらない治療にも取り組んできました。
また、前十字靭帯断裂や半月板損傷などの膝関節鏡手術を中心として、スポーツ外傷、障害の手術やリハビリに取り組んでいます。

野球肩

野球肩の原因は、「使いすぎ」やフォームが悪かったり外傷が原因となることもあります。当院では、スポーツ整形における肩関節を専門とした医師が在籍し、保存的療法から手術療法・トレーナーによるリハビリまで幅広い治療に対応しております。

詳しくはこちら