骨粗しょう症
骨粗しょう症とは
骨粗しょう症とは、長期間の生活習慣などが原因で、骨密度(骨の量)が減って骨が弱くなることで、骨折を起こしやすい状態のことを言います。
日本国内では、高齢化が進み患者数が増加の傾向にあり、1000万人以上の患者がいるとも言われています。
骨粗しょう症の原因
骨というのは、古くなって劣化した骨は新しい骨へと生まれ変わる新陳代謝を行っています。健康な骨の場合は、古くなった骨を壊す働きと新しい骨を作る働きのバランスが釣り合っていますが、骨粗しょう症の骨では、骨を壊す働きが進み、新しい骨を作る働きを上回ってしまうことで、骨がスカスカになりもろくなってしまいます。
また、骨粗しょう症は、特に女性に多い病気で、患者の80%が女性とも言われています。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、骨が新陳代謝する際に骨からカルシウムが溶け出すのを抑える働きがありますが、閉経期を超えて女性ホルモンの分泌が低下すると、骨密度が低下し、骨粗しょう症になりやすくなるのです。また、過度な喫煙や飲酒がある方も骨粗しょう症のリスクは高くなるといわれています。
骨粗しょう症の症状
骨粗しょう症は、自覚症状が現れにくく静かに進行するため、「サイレント・ディジーズ」とも呼ばれています。
軽度の症状
- 立ち上がるときや重いものを持つときに、背中や腰が痛む
- 背中や腰が曲がってくる
- 身長が縮んでくる
重度の症状
- 転んだだけで骨折する
- 身長の縮みがかなり目立つ
- 背中や腰の曲がりがひどくなる
骨粗しょう症の診断・検査
骨粗しょう症は、骨の量や成分を調べる骨密度検査を行うことで診断することができます。
骨密度検査では、骨の中にカルシウムやミネラルがどの程度含まれているか、正常な方の骨密度の平均値と比べて自身の骨密度がどの程度あるかを調べます。
骨密度検査にも様々な方法があり、骨に2種類のX線をあてて計測するDXA(デキサ)法、かかとやすねの骨に超音波を当てる方法、CT装置で手首などの骨量を測る方法などがあります。
大阪市港区の整形外科河村医院ではDXA法を採用しています。
また、骨の代謝のバランスを見るために血液検査や尿検査を行うこともあります。
骨粗しょう症の治療
基本的な治療としては、薬物療法や食事療法・運動療法で生活習慣を改善することが挙げられます。
薬物療法
内服薬では、ビタミンD製剤や、骨が壊れるのを抑える薬「ビスホスホネ―ト製剤」、女性ホルモン製剤、副甲状腺ホルモン製剤などの他、強力に骨の吸収を抑える作用をもったモノクローナル抗体製剤など様々な薬剤が使用可能となっています。
経口薬と注射とがあり、それぞれに特徴があるため、状態に応じて使い分ける必要があります。
食事療法
骨を構成するうえで重要な成分の一つのカルシウム、カルシウムを吸収するために必要なビタミンD、その他骨に関わる成分であるビタミンKやタンパク質をバランスよくとることが重要です。
運動療法
骨を作る細胞を「骨芽細胞」と言い、骨芽細胞が骨を作るうえで重要なことは、運動による刺激になります。
骨に刺激が加わることで、骨を強くしようとする作用が働きます。
但し、無理な運動はかえって体を痛めてしまう可能性があるので、無理のない範囲で行うことが大切です。ウォーキングやジョギング・水泳・テニスなどできる範囲で、自身の好みにあった運動をおこなうようにしましょう。
当院の特徴
01
スポーツ整形外科や膝、
肩を中心とした豊富な手術実績
2015~2019年で1,000件以上の手術を実施!
専門性の高い関節鏡視下手術にも対応
当院では、膝関節および肩関節の専門医が在籍し、過去5年間でスポーツ整形外科や膝、肩の手術を1,000例以上実施しています。さらに、専門性の高い鏡視下手術にも対応し、膝の鏡視下手術では、民間医療機関では数少ないJOSKAS(日本膝関節鏡)の関節鏡技術認定者が在籍しています。
02
医療×介護の連携!
当院で一貫して対応!
早期の日常生活への復帰をサポート
当院では、周辺地域にお住まいの方の心身ともに健やかで充実した生活を送っていただくべく、医療のみではなく介護によるサポートも提供しています。併設するヘルスケアブランド「すまいる」と連携することによって、医療と介護の複合的な支援の提供が可能です。
03
医療設備の充実で
高度な検査・治療・リバビリに対応
MRIや体外衝撃波治療器、パワープレート、
その他様々なリハビリ機器を導入
当院では、MRIやデジタルX線装置、超音波診断装置などの医療機器を備え、高度な検査・治療に対応可能です。さらに、体外衝撃波治療装置やその他のリハビリテーション機器、パワープレートなどのマシンを設置したトレーニング施設も充実しており、患者様一人一人に適したリハビリテーションが行える環境を整えております。
04
スポーツに精通した
医師・スタッフが在籍
競技特性に応じた
治療・手術、リハビリを実施
当院では、スポーツ医学を専門とする医師が複数名在籍し、スポーツによる障害の診断や手術、リハビリテーションまで積極的に取り組んでいます。また、理学療法士やスポーツトレーナーを含むリハビリスタッフが、競技特性に応じた治療やリハビリを行い、早期のスポーツ復帰を支援します。
05
大学病院に匹敵!
約20名の理学療法士が在籍
日常生活やスポーツへの
早期復帰を専門スタッフがサポート
理学療法士とは、ケガや病気で身体に障害のある人に対し、「立つ」「歩く」などの基本的な動作の維持・回復を目指し、「運動療法」や「物理療法」を用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門家です。当院では、約20名の理学療法士が在籍しており、高い精度の検査や治療が可能です。
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大阪市港区の整形外科・スポーツ
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サイト監修者について
整形外科河村医院 院長
河村 禎人
スポーツ整形外科や膝関節の治療を専門として努め、一般整形外科以外にも関節の変形による痛みに対してのリハビリなど手術によらない治療にも取り組んできました。
また、前十字靭帯断裂や半月板損傷などの膝関節鏡手術を中心として、スポーツ外傷、障害の手術やリハビリに取り組んでいます。