肩腱板断裂
肩腱板断裂とは
肩を動かす4つの筋肉の腱の集まりを腱板(けんばん)といいます。この腱板が使いすぎや怪我などにより切れてしまった状態が腱板断裂です。
肩腱板断裂の原因
転んで手をついたり、肩をぶつけたりしたときに切れます。
また、スポーツや仕事など繰り返し肩に負担がかかることによって、自然に切れたりすることもあります。腱板が切れているかどうかの診断にはMRIが必要です。
整形外科河村医院(大阪市港区)では腱板断裂が疑われる場合にはMRIの予約を取って診断いたします。
肩腱板断裂の症状
怪我で切れた場合には、非常に強い痛みとともに肩が上がりにくくなります。
反対の手で支えると肩を上げられても、切れた側の力だけでは肩が上げられなくなります。
数日たつと腱板が切れていても自然に肩があがるようになることもありますが、力は弱いままの状態になります。激しい痛みは軽減しますが、肩を動かしたときの痛みは残ります。
スポーツや使いすぎなどによって腱板が切れた場合、初期は肩を動かしたときに痛みを感じるようになります。
切れた腱板がこすれると痛みがでるので、肩を上げる角度や手の位置によって痛みが出たり出なかったりするのが特徴です。
腱板の切れた部分が広がってくると、肩を動かすと常に痛くなり、次第に力も弱くなってきます。
また、炎症が起こってくると肩を動かさなくても痛みが生じるようになります。痛みのため肩をかばって肩の動きが悪くなることもあります。
四十肩・五十肩と同じような症状になってしますので腱板断裂なのに四十肩・五十肩と勘違いしてしまうことがあり注意が必要です。
肩腱板断裂の診断・検査
腱板は、レントゲン検査(X線検査)では写らないため正確な診断ができませんので、超音波検査やMRI検査を行うことで正しく診断することができます。
肩腱板断裂の治療
怪我で切れた場合には、基本的に手術で縫合します。
自然に断裂した場合は、リハビリで治療する場合と、手術で治療する場合があります。
あまりに断裂した範囲が大きいと縫合することができないので、リハビリが中心になります。
肩腱板断裂の手術
切開して切れた腱板を縫合する場合と、関節鏡(内視鏡)を使って縫合する場合があります。腱同士を縫合したり、アンカーというものを骨に埋め込んで腱を骨に縫い付けたりします。
手術後は縫った腱が切れないように装具をつけるため約2〜4週間程度の入院が必要になります。
整形外科河村医院(大阪市港区)では、肩の領域を専門とする医師が在籍しておりますので状態に応じた治療方法をご提案いたします。
当院の特徴
01
スポーツ整形外科や膝、
肩を中心とした豊富な手術実績
2015~2019年で1,000件以上の手術を実施!
専門性の高い関節鏡視下手術にも対応
当院では、膝関節および肩関節の専門医が在籍し、過去5年間でスポーツ整形外科や膝、肩の手術を1,000例以上実施しています。さらに、専門性の高い鏡視下手術にも対応し、膝の鏡視下手術では、民間医療機関では数少ないJOSKAS(日本膝関節鏡)の関節鏡技術認定者が在籍しています。
02
医療×介護の連携!
当院で一貫して対応!
早期の日常生活への復帰をサポート
当院では、周辺地域にお住まいの方の心身ともに健やかで充実した生活を送っていただくべく、医療のみではなく介護によるサポートも提供しています。併設するヘルスケアブランド「すまいる」と連携することによって、医療と介護の複合的な支援の提供が可能です。
03
医療設備の充実で
高度な検査・治療・リバビリに対応
MRIや体外衝撃波治療器、パワープレート、
その他様々なリハビリ機器を導入
当院では、MRIやデジタルX線装置、超音波診断装置などの医療機器を備え、高度な検査・治療に対応可能です。さらに、体外衝撃波治療装置やその他のリハビリテーション機器、パワープレートなどのマシンを設置したトレーニング施設も充実しており、患者様一人一人に適したリハビリテーションが行える環境を整えております。
04
スポーツに精通した
医師・スタッフが在籍
競技特性に応じた
治療・手術、リハビリを実施
当院では、スポーツ医学を専門とする医師が複数名在籍し、スポーツによる障害の診断や手術、リハビリテーションまで積極的に取り組んでいます。また、理学療法士やスポーツトレーナーを含むリハビリスタッフが、競技特性に応じた治療やリハビリを行い、早期のスポーツ復帰を支援します。
05
大学病院に匹敵!
約20名の理学療法士が在籍
日常生活やスポーツへの
早期復帰を専門スタッフがサポート
理学療法士とは、ケガや病気で身体に障害のある人に対し、「立つ」「歩く」などの基本的な動作の維持・回復を目指し、「運動療法」や「物理療法」を用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門家です。当院では、約20名の理学療法士が在籍しており、高い精度の検査や治療が可能です。
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大阪市港区の整形外科・スポーツ
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サイト監修者について
整形外科河村医院 院長
河村 禎人
スポーツ整形外科や膝関節の治療を専門として努め、一般整形外科以外にも関節の変形による痛みに対してのリハビリなど手術によらない治療にも取り組んできました。
また、前十字靭帯断裂や半月板損傷などの膝関節鏡手術を中心として、スポーツ外傷、障害の手術やリハビリに取り組んでいます。